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【空家問題】過去最多の空き家数、7戸に1戸が空き家の現実と対策

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この記事の執筆者

(株)Myla代表取締役 石射正曜
宅地建物取引士

千葉県流山市の不動産会社で、アパートやマンションから新築、一戸建てまで幅広く対応。地域密着で住まいや不動産の売却をサポートし、英語対応も可能です。地域の信頼を集めるパートナーとして、豊富な知識で最適な提案を行います。また、「流山・空き家を生まないプロジェクト」の会長として、空き家対策にも取り組んでいます。

「空き家問題」という言葉をニュースで耳にする機会が増え、他人事ではないと感じる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、日本における空家の現状と対策について取り上げていきます。

誰にでも起こり得る空家問題

日本の空き家数は900万戸

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、日本の空き家数は900万戸と過去最多を更新し、空き家率も13.8%と過去最高を記録しました。

これは、実に7戸に1戸が空き家という深刻な現実です。

総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%と、2018年(13.6%)から0.2ポイント上昇し、過去最高となっている。空き家数の推移をみると、これまで一貫して増加が続いており、1993年から2023年までの30年間で約2倍となっている。

参考資料:統計局 令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計

親の介護、子どもの独立、転勤など、人生における様々な転機によって、住まなくなった家が空き家になることは誰にでも起こり得ます。

「空き家」になってしまった実家

Aさんのご両親は、千葉郊外の一軒家で暮らしていました。

しかし、5年前にお父さまが病気で他界し、お母さまも高齢のため介護施設に入居することになりました。

当初、Aさんは「いずれ母親が戻ってくるかもしれないし、思い出の詰まった家を手放すのは…」と考えていました。

しかし、Aさんは仕事で忙しく、遠方に住む兄弟もいるため、頻繁に実家に戻って管理をすることは困難でした。

Aさんは「このままではいけない」と決意し、実家を売却することにしました。

売却益の一部は母親の介護費用に充て、残りは兄弟で分けました。

「早く決断することができてよかった」とAさんは安堵しています。

空き家の管理から解放され、母親の介護にも集中できるようになったからです。

【放置厳禁】空き家がもたらす様々なリスク

空き家を放置すると、以下のようなリスクが生じ、所有者だけでなく、地域社会全体に悪影響を及ぼします。

空き家となった一軒家の庭木や害虫が問題となり、最終的には行政が介入して強制的に解決するケースなども発生しています。

景観悪化・治安低下

雑草が生い茂り、建物が老朽化することで、地域の景観が悪化し、犯罪の温床になる可能性も高まります。長年放置されていた空き家が、次第に不審者の溜まり場と化してしまった事例があります。

倒壊・火災の危険性

老朽化した空き家は、地震や台風などの自然災害によって倒壊したり、放火や漏電による火災が発生するリスクも高まります。またゴミの不法投棄や害虫・害獣の発生により、近隣住民の健康被害につながる可能性もあります。

固定資産税の負担増

空き家であっても固定資産税は課税され、適切な管理を行わないと、税負担が増加する可能性があります。新築住宅や耐震リフォーム済住宅など、一定の要件を満たす住宅には、固定資産税の減額措置が適用される場合がありますが、放置した家屋にはこのような適用がありません。

【今すぐ行動】空き家問題解決のための対策

幾つかの対策の中で比較的選ばれている対策は「売却」です。

所有者は管理責任や固定資産税の負担から解放され、売却益を得ることもできます。

特に、相続などで空き家を取得した場合や、遠方に住んでいて管理が難しい場合など、積極的に活用する予定がない場合は、売却が最も現実的な選択肢となることが多いです。

現実的な対策「売却」

将来空き家になる可能性がある場合は、早めの売却が有効です。周辺の相場や空き家の状態を考慮した適切な価格を設定するために、信頼できる不動産会社と相談しましょう。

需要の見極めが大切な「賃貸」

空き家を賃貸に出すことで、収入を得ることができます。賃貸経営には手間と費用がかかるため、事前にしっかりと検討が必要です。ターゲットとする入居者層を明確にし、そのニーズに合わせたリフォームを行うことも重要です。

コンセプトを明確にする「活用」

空き家をリフォームして、ゲストハウスやシェアハウスなどとして活用する方法もあります。地域活性化にも貢献できますが、初期費用や運営ノウハウが必要です。古民家を活用する場合は、建物の魅力を活かしつつ、快適に過ごせる空間を提供することが大切です。

リスクを回避できる「解体」

老朽化が進んでいる場合は、解体を選択することも可能です。解体費用はかかりますが、将来のリスクを回避できます。定期的な清掃や修繕、防犯対策などの負担から解放されます。

【ご相談ください】空き家問題をサポート

流山くらし不動産では「流山・空家を生まないプロジェクト」を推進するなどして、空き家問題に積極的に取り組んでおります。

日経新聞に「流山空き家を生まないプロジェクト」が掲載されていますのでぜひご覧ください。

流山くらし不動産では、お客様の状況に合わせて、売却、賃貸、活用、解体など、最適な解決策をご提案させていただきます。

詳しい情報や相談は、流山くらし不動産の公式サイトをご覧ください。

「空き家問題」は、もはや他人事ではありません。

将来のリスクを回避し、安心して暮らせる未来のために、早めの対策を検討しましょう。

当社では、お客様の空き家問題解決を全力でサポートいたします。

空き家の問題から解決策まで、
すべてお任せください

空き家に関するすべての悩みを一挙に解決します。
問題の現状把握から対策、活用、保険、リノベーション、管理、そして相続まで。
あなたの空き家を地域社会にとって価値ある財産に変える方法をご提案します。

お問い合わせ

※当取り組みは日経新聞でも紹介されました。安心と信頼のサポートをお届けします。

石射正曜さんの顔写真

執筆者情報

(株)Myla代表取締役 石射正曜
宅地建物取引士

千葉県流山市を拠点に活動する不動産会社。
アパート・マンションから新築一戸建て、中古マンション、中古一戸建てまで、幅広い不動産取引を得意とし、住まいの売却から住まい以外の不動産売却まで、地域に密着したサポートを提供しています。
英語での対応も可能で、地域の皆様に信頼されるパートナーとして、不動産に関する豊富な知識と経験を活かして最適な提案を行っています。
また、「流山・空き家を生まないプロジェクト」の会長として「空き家になる前の空き家対策」を活動中。

<利用上の注意>
本コンテンツは、配信日(2024年9月13日)時点の情報をベースにしています。本コンテンツは、行政との提携や専門家による内容についてのレビューを受けたものではありません。ご自身の判断により、参考情報としてご利用ください。

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