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空き家に火災保険は必要?リスク回避のための保険選びのポイント

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この記事の執筆者

(株)Myla代表取締役 石射正曜
宅地建物取引士

千葉県流山市の不動産会社で、アパートやマンションから新築、一戸建てまで幅広く対応。地域密着で住まいや不動産の売却をサポートし、英語対応も可能です。地域の信頼を集めるパートナーとして、豊富な知識で最適な提案を行います。また、「流山・空き家を生まないプロジェクト」の会長として、空き家対策にも取り組んでいます。

この記事は次のような人におすすめ!

  • 空き家を所有していてリスク管理に悩んでいる方
  • 空き家に火災保険が必要かどうか知りたい方
  • 保険料を抑えながらも効果的な補償を検討している方
  • 空き家の管理や売却を考えている方

空き家の保険!入らないリスクは高すぎる

空き家を放置すると、火災や自然災害、近隣への損害といったリスクが急激に高まります。
例えば、空き家が放火の標的になるケースや、悪天候で損壊した部分が近隣に迷惑をかけることが多くあります。
その結果、数百万円に及ぶ補償金が必要になることも。
だからこそ、火災保険や地震保険といった適切な保険に加入してリスクをカバーすることが不可欠です。
空き家に保険が必要な理由を、ここで詳しく説明していきます。

空き家の保険の選び方

空き家に適した保険を選ぶには、まずその物件のリスクを正確に理解することが大切です。
空き家の火災保険の選び方を紹介します。
例えば、保険会社によっては空き家専用の保険商品を提供している場合もあり、幅広いリスクをカバーできるものから必要最低限の補償だけに絞ったものまで様々です。

特に、火災リスクが高い地域にある空き家や築年数が古い建物については、保険会社によっては補償範囲が異なることが多いため、慎重に選ぶことが求められます。
例えば、築年数が30年以上経過している木造の空き家の場合、火災リスクが非常に高くなるため、漏電補償を含むプランが適しています。
また、保険会社によっては建物の状態に応じて保険料が変わるため、複数の会社から見積もりを取ることが重要です。

空き家でも保険は必要!その理由を知ろう

空き家に保険をかけることが重要な理由は、所有者にとって予期せぬ出費を防ぐためです。
火災や台風といった自然災害は、空き家に特有のリスクとして高まる傾向があります。
例えば、空き家は人が住んでいないために放火のターゲットになりやすかったり、漏電のリスクも増えたりします。

また、火災が発生して周囲に延焼した場合、その損害賠償責任は所有者にあります。
例えば、ある地域で空き家が火災を起こし、近隣の住宅3棟にまで延焼した事例があります。
その結果、所有者には多額の賠償金が請求され、大きな負担となりました。
こうしたリスクに備えるためにも、火災保険の加入が必須です。
火災だけでなく、自然災害への備えとしても、空き家に保険をかけることは非常に有効な対策です。

空き家でも加入できる火災保険の選び方

空き家に保険をかける場合、空き家専用の火災保険や一般的な住宅火災保険のどちらが良いか迷うことがあります。
ポイントは、その空き家がどのような状態にあるか、またどのようなリスクをカバーしたいかです。
例えば、築年数が古い空き家や、特定のリスクが心配な場合には、空き家専用の火災保険を選ぶと安心です。

一方で、保険料を抑えたい場合は、補償内容を最小限に抑えた火災保険を検討するのも手です。
例えば、「火災のみを補償対象にする」「水災はカバーしない」といった形で補償内容を限定すると、保険料を抑えることができます。
保険会社によっては、空き家でも加入可能な火災保険を提供しているため、まずは見積もりを取って比較してみましょう。
また、複数の保険会社に相談することで、適切な補償内容を提供するプランを見つけることができます。

空き家の火災リスクと保険で守るべきポイント

空き家は、人が住んでいる家よりも火災リスクが高いです。
例えば、放置された電気配線や漏電が原因で火災が発生することがあります。
また、近隣の空き家が火災を引き起こした場合、延焼による被害も考えられます。

空き家において特に危険なのは「放火リスク」です。
人が住んでいないことが外から見て明らかな空き家は、放火犯にとって格好のターゲットになります。
また、長期間使われていない電気設備から漏電が発生することもよくあります。
こうした火災リスクに対して適切な保険を選ぶことで、予期しない出費を避けることができます。
空き家の火災保険では、特に「火災補償」「漏電補償」「風災補償」など、必要な補償内容をしっかりチェックすることが大切です。

火災や自然災害による損害のリスク

火災だけでなく、自然災害も空き家には深刻なリスクです。
台風や大雪などにより空き家が損壊し、近隣に被害が及ぶことも少なくありません。
特に屋根や外壁が古くなっている空き家は、風災による被害が起こりやすいです。
そのため、火災保険と併せて自然災害をカバーする補償を付けることで、さらなる安心が得られます。

空き家でも加入可能な保険会社を徹底比較

空き家に保険をかける際、「どの保険会社がいいのか?」というのは多くの方が悩むポイントです。
そこで、空き家でも加入できる保険会社を5社選び、その特徴とメリットを紹介します。

  • 東京海上日動火災保険: 幅広い補償内容と充実のサポートが特徴。
    特に自然災害への備えが手厚く、災害リスクの高い地域に適しています。
  • 損保ジャパン: 空き家向けの特別プランがあり、加入手続きもスムーズ。
    オンラインで簡単に見積もりが取れるため、忙しい方にも便利です。
  • あいおいニッセイ同和損保: リーズナブルな保険料で必要最低限の補償が可能。
    火災補償に特化したシンプルなプランが魅力です。
  • 三井住友海上保険: 自然災害に強い補償内容を提供。
    特に風災や雪災への補償が手厚く、山間部にある空き家にも安心です。
  • 楽天損保: 手軽にオンラインで見積もり・加入が可能。
    保険料も比較的安価で、初めて保険に加入する方に適したサービスです。

保険の選択肢を比較し、自分に合った保険を見つけましょう。
各保険会社のウェブサイトで詳細を確認することもおすすめです。

保険料を抑えたい方必見!補償内容を限定して保険料を抑える方法

空き家の火災保険の保険料を抑えるには、補償内容を限定することが有効です。
例えば、「火災だけ」「風災だけ」といった最低限の補償に絞ることで、保険料を大幅に節約できます。
また、保険料を安く抑えるための一つの方法として、自己負担額(免責額)を高く設定することもあります。
自己負担額を高くすることで、保険料が安くなり、万が一の際の負担も計画的にコントロールすることが可能です。

物件の状態や保険の適用条件によっても保険料が変わるため、複数の保険会社で見積もりを取り、比較するのが得策です。
例えば、同じ補償内容でも、保険会社によって数万円単位で保険料に差が出ることがあります。
そのため、少し手間をかけてでも、複数の会社のプランを比較検討することが大切です。

地震保険は付けるべき?空き家における選択肢

地震保険は空き家に必要か?という疑問を持つ方も多いでしょう。
地震による損害は火災保険ではカバーされないため、地震保険を付けることで、地震後の修繕費用などを補償することが可能です。

特に地震リスクが高い地域にある空き家の場合、地震保険を付けることをおすすめします。
例えば、南海トラフ地震のリスクが高い地域に空き家を所有している場合、地震保険を付けておくことで、地震後の倒壊や部分的な損壊に備えることができます。
ただし、保険料は高くなる傾向があるため、自分の予算とリスクを見比べながら判断する必要があります。
また、地震保険は単独で加入することができず、必ず火災保険とセットで加入する形になります。
そのため、火災保険と地震保険の補償内容を総合的に判断して、自分にとって最適なプランを選びましょう。

空き家の管理が重要!特定空き家にならないための対策

空き家に保険をかけるだけでなく、日々の管理も欠かせません。
例えば、定期的に建物の状態を確認したり、庭の草木を手入れしたりすることで、特定空き家に指定されるリスクを回避できます。
特定空き家に指定されると固定資産税が上がったり、自治体から是正命令を受けたりすることがあるため、管理を怠らないことが重要です。

特定空き家に指定される理由には、「倒壊の危険がある」「景観を損ねている」などがあります。
例えば、空き家の屋根が崩れかけていたり、庭が荒れ放題になっていると、近隣住民からの苦情が発生し、自治体が対応に乗り出すこともあります。
このような事態を避けるためにも、定期的な点検と管理が必要です。

適切な管理がもたらす安心感

適切に管理されている空き家は、周囲への迷惑をかけるリスクが少なく、保険会社からも好印象を持たれることが多いです。
また、管理がしっかりしていることで、売却や貸し出しの際の価値が維持されるメリットもあります。
例えば、庭がきちんと手入れされている空き家は、内覧に訪れる購入希望者に好印象を与えやすく、売却がスムーズに進むことが多いです。

空き家の維持が難しい?売却や買取の選択肢も検討しよう

空き家の管理や保険料が負担になる場合、売却や買取を検討することも選択肢の一つです。
築年数が浅く立地条件の良い空き家であれば、不動産仲介を通じて売却することが可能です。
例えば、駅から徒歩10分以内の空き家や、周辺に生活施設が充実している物件であれば、需要が高いため比較的早く売却が決まることがあります。

一方、築年数が古くて立地が悪い物件でも、専門の買取業者に依頼することで売却が実現する場合もあります。
特に、築古の木造住宅や空き地に近い状態の物件は、仲介ではなかなか買い手が見つからないことも多いため、買取業者に相談するのが効果的です。
空き家を売却することで、保険料や管理の負担から解放され、新たな活用方法を見つけることができます。

例えば、ある所有者が長年放置していた空き家を買取業者に売却し、その資金を使って新しい事業を始めたという事例もあります。
このように、空き家を手放すことで得られるメリットは大きく、負担から解放されるだけでなく、新たな可能性を切り開くことができるのです。

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※当取り組みは日経新聞でも紹介されました。安心と信頼のサポートをお届けします。

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執筆者情報

(株)Myla代表取締役 石射正曜
宅地建物取引士

千葉県流山市を拠点に活動する不動産会社。
アパート・マンションから新築一戸建て、中古マンション、中古一戸建てまで、幅広い不動産取引を得意とし、住まいの売却から住まい以外の不動産売却まで、地域に密着したサポートを提供しています。
英語での対応も可能で、地域の皆様に信頼されるパートナーとして、不動産に関する豊富な知識と経験を活かして最適な提案を行っています。
また、「流山・空き家を生まないプロジェクト」の会長として「空き家になる前の空き家対策」を活動中。

<利用上の注意>
本コンテンツは、配信日(2024年11月19日)時点の情報をベースにしています。本コンテンツは、行政との提携や専門家による内容についてのレビューを受けたものではありません。ご自身の判断により、参考情報としてご利用ください。

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